ADCメインのLoL独り言

League of Legends のしがないADCメインが細々と書きます

Picks&Bansのあれこれ

今回はP&Bについてもう少し詳しくtipを書いていきます。前回の記事でも言いましたが事によると実際のゲーム時間よりも重要な時間になるのでここの仕組みを理解しておくことは必ずレートの向上につながると思います。

(通し番号は続きで書きます)

 

 

 

5.サイドの特性を理解する

LoLにはBlue SideとPurple Side(日本では青と赤)という二つのサイドがありランダムに振り分けられます。LoLのマップは地形的には完全に対称なのでサイドによって大きく勝率が変わることはありませんが、一般的には青側有利と言われています。

そして現在(パッチ6.17)では青側が非常に有利と言われており、実際にプロの試合でも青側が数値として目に見えて有利な統計になっています。

その理由として青側が1st pickを取れるからです。BANを除いて相手に干渉されることなく確実に取得できるchampionがあるのが青側の強みです。とはいえSoloQでは必ずしもこれが強みにはならないので詳しい解説はしません。

ただ、SoloQであってもOPがBAN漏れすれば確実に取得することができます。1stの人が持っていなければBANすればいいですし、先にPickが終わるためチームの構成を作るうえで青側のほうがリスクが少ないといえます。

 

 

 

6.自分がほしいchampionのトレードを積極的に頼む

Draft Pickでは、全員がchampionを選択した後にトレードを行うことができます。互いが互いのchampionを持っていることが条件です。

例えば自分はJhinをプレイしたいが、pick順は5番目だし相手に取られてしまうかもしれない。そういうときに1番最初にpickする人に「Jhin取れませんか?○○出せます」のように持ち掛けるのです。もちろん自分が相手がほしいchampionを持っていなければ意味がないので、championの数が少ないプレイヤーにとっては難しい選択肢とはいえるでしょうが、Rankedに全力を尽くすという意味ならばchampionはできるだけ多く所持し、またこのようなトレードなども積極的に持ち掛けるべきです。

 

 

 

7.championの特性を知る(カウンターという概念)

Draft PickはNormal Blindと違い、相手のPickを見てからPickすることが可能です。例えば相手がVayneを出して来たら自分は後からカウンターであるCaitlynを出すことができます。Pick順が早いほうがOPや競争率の高いchampionを獲得できる可能性は高くなりますが、遅ければ遅いほど相手を見てから選ぶことができるという利点もあります。

今例に挙げたようなVayne-Caitlynであれば、もし自分がVayneをやりたいが1st pickなのでカウンターを当てられるのが嫌だという場合は後ろのほうのpickの人にトレードを持ち掛けたり、カウンターの少ないpickをするなど柔軟な対応が必要です。

 

 

 

8.自分がBANになった場合・ならなかった場合

自分がBANする場合、どのchampionをBANしますか?だいたいはそのパッチで取られるとまずいOPは即座にBANされます(もし流行りのBANがわからない場合は

Best Bans League Of Legendsなどを見るといいです)。そのあたりが落ち着いたら次にBANするプレイヤーが嫌だと思うchampionが選ばれるでしょう。

ここで自分がBANする場合でも何番目なのかによって対応を変える必要があります。

まず1~3番目くらいの場合は、自分が嫌なchampionをBANして全く問題ないと思います。だいたい確実にBANしたいOPはいつも2,3体なのでそのあとの人にしてもらって自分は自分が嫌なものを消したほうが得です。

難しいのは5番目です。5番目はつまり青側の一番下のプレイヤーになります。ここでもしBANしたいOPが漏れている場合は1stのプレイヤーが取れる場合はスルーし、取れない場合はBANしなければ逆に敵に取られる可能性があります。

また6番目で漏れている場合も難しいです。相手が1stで取るから空いているのか単純にコミュニケーションミスで空いているのかわからないからです。体感的には、Rankedでは5分5分くらいじゃないかなと思います。

そして一番重要なのが自分がBANにならなかった場合で、このとき味方がBANするべきOPを知らない場合など、特に低レートではよくあることです。積極的にチャットで○○をBANしてほしいというようなことは発言しましょう。何をBANしていいかわからない人にYorickなどをBANされてしまってはそれだけで試合の勝ち筋が減ってしまう(かもしれません)でしょう。

 

 

 

9.必ずZedをBANする

これは完全にADC目線かつ個人的な意見ですが、Zedは確実にBANしたほうがいいです。理由はいろいろありますが、一番は対面に来ると面白くないランキング1位はこいつだと思うからです。

ADCにとってもっとも嫌な敵とはなんでしょう?答えはAssasinです。Tankは継続火力を軸とするADCにとっては手も足も出ないという相手ではありません。

その点Assasinが相手にいる場合、自分が継続的な火力を出し、ライフスティールで回復しながら戦うような戦法を一瞬で消し飛ばしてしまいます。代表的なADCの天敵たるAssasinはFizz、LeBlanc、Talon、Zedあたりでしょうか。

その中でもZedは自分がADCである場合必ずBANすべきです。

FizzやLeBlancはフラッシュを上手く使えば即死を免れることもあります(そしてAssasinは1コンボでcarryを殺せなければそれだけでその後スキルクールが上がるまではただの置物です)。そして仮にTopやjgのTankやSupportが上手くpeel(敵の攻撃から守ること)をしてくれればさほどダメージを受けずに済むことすらあります。加えてマルモティウスの胃袋やバンシーヴェール、マーキュリアル・シミターなどADCと相性のいい優秀なアンチAPキャリーアイテムは多くあります。

Talonの場合はVision wardさえ所持していれば位置を確認することができるので避けることもさほど難しくなく、また味方のpeelも容易です。さらにはBlinkが敵への対称指定のみのため片道切符になり、倒すこともそう難しくありません。しかしZedは違います。

ZedはRの射程圏内に入ってしまった場合ほぼ即死と言っていいです。Rを発動している間Zedはフォーカス不可となり、自身の隣に現れた時にQとEとAAを叩き込むだけでADCの体力は7割ほどなくなり、デスマークで死にます。そして性質の悪いことにボタンを一つ押すだけで遥か後方の安全地帯まで戻ることができます。

ターゲット不可時間や非常に瞬間的なスキルコンボによりZedが多少強引に、もっと簡単に言えばそれほど上手くなかったとしてもpeelが難しく、かつ死亡率は非常に高いです。

さらに言えばZedはADを積むchampionのためアイテムで対策することが難しく、ADCとは相性の悪いAR系のアイテムを積んでやっと生き残るというようなことになるとダメージも結局出せないので試合には勝てません。

 

長々と書きましたが、ZedはADCにとっては対策が非常に難しく、かつ使用者が熟練でなくとも簡単にADCをアサシンできる(例えばYasuoやRivenなどもADCを簡単に倒せるが、練習はかなり必要)ため、確実にBANすべきです。私は自分がBANをする場合例えOPが漏れそうであってもZedを消しますし、自分がBANの権利を持たない場合必ず味方に要請します。Zedを脅威だと思う人は多いのでだいたいの場合は誰かがBANしてくれるでしょう。

 

 

 

今回は長々と書きましたが、BANは思っているよりも奥深いものです。次回もBANについて少し触れてからいよいよゲーム内のことについて触れていきたいと思います。