ADCメインのLoL独り言

League of Legends のしがないADCメインが細々と書きます

パッチ6.18所感

今回は今朝方アップデートされたパッチ6.18について気になる点などピックアップしていきたいと思います。

 

パッチノート 6.18 | League of Legends

 

ノートの冒頭にもある通り、今月末に開催を控えたWorld ChampionShipのための主にプロシーンのメタをコントロールするための調整という趣が強いです。そのため我々のような一般的なプレイヤーには半分くらいは影響の小さい変更だと思います。

パッチノートの上から順に見ていきます。

 

・Yorickのチャンピオンアップデート

Yorickは、自分がLoLをプレイする中で敵味方通じて最も見たことがないchampionでした。自分で使ったことは数えるくらいしかないですし、Summoner's Riftで目撃することも数か月に1回とか、そういうレベルだと思います(今年のRankedではおそらく1度しか見てませんw)。

何故人気がなかったのかと言えばHeimerのタレットやMalzの虫に似たグールというペットを召喚して戦うスタイルでありながら、全く爽快感がなかったためです(Malzも爽快感はないですが、APなのでbuildに幅があり強いです)。敵も味方もYorickが何をしているかわからず、当の本人すら面白くないのではpickされるわけないですね。

今回のアップデートでは、なかなか面白いchampionに生まれ変わったと思います。

 

詳しいスキル説明などはパッチノートに載ってるスポットライトなどを見てもらいたいですが、重要なスキルはWとultです。

Wは敵は通過できず、味方は通過できる円形の壁です。VeigerのEに似たスキルですがスタンはなく、壊すこともでき、範囲もそこまで広くないので使い方は難しいですが逆に言えばこれに似たスキルはこれまでVeigerしかもっていなかったので高いゾーニング(敵の動ける範囲を制限すること Gangplankのultなど)力を持つスキルを低コストかつultではなく持つことができるのは強力です。

ultは簡単に言えば知能のあるZz'Rotです。レーン戦における1v1でも非常に強い上に終盤では敵のいないレーンに置くことで延々とプッシュすることができるため実質的に0.5人分くらいチームの戦力が増えると言っていいです。研究されればおそらく非常に脅威になるでしょう。

 

とはいえこのYorickはすでにWCSでは使用禁止になることが決まっているようなので直近のプロシーンでは見ることができないとは思いますが、WCS後にもIEMという世界大会があるのでそこでは見ることができるかもしれません。

 

・AsheのWクールダウン増加

ミッドシーズン以降ADCのメタで不動の地位を得ていたAsheも前回と今回のナーフで標準かそれ以下まで落ちたといえます。前回のナーフは勝率2%下がったとはいえ元々の勝率を考えればそれほどでもなかったが、今回のナーフは決定的です。

低レベルからWはかなりの速度で撃てていましたし、ERを積むことでさらに加速していました。このナーフでAsheは序盤の影響力を下げ、つまり序盤からスノーボールして試合を決めることが難しくなりました。また劣勢時に安全にウェーブクリアを行うことも難しくなったためより慎重なレーン戦が求められます。熟練のプレイヤーでも他のADCに乗り換えを考えると思います。今回の変更の中ではSoloQにおいてYasuoに次いで大きな変更と言えると思います。

実際自分も今シーズン後半はAsheをメインとしてプレイしていたので個人的には悲しいナーフです。

 

・Gnar,Shen,Miss Fortuneについて

これらは主にプロシーンに向けての変更ですが、SoloQでも使用率が高いchampionなので取り上げます。(Vladmir,Taliyah,Rek'SaiなどはほとんどSoloQには影響ないでしょう)

GnarとShenは現在のtopでは支配的な二人です。特にGnarはプロシーンではSummer序盤から流行り始め、FMとの相性もよくWによる割合DMやEによる簡単な離脱などMiniGnarでのレーン戦の支配力、そしてultによる集団戦のパワーにより隙がありませんでした。これらのナーフはメタに大きな影響があると思います。

MFのbuffに関しては、JinxやTristanaなどプッシュが早くタワーを狙っていけるchampionが注目される中で性能が劣る点を補完した形になります。MFは現在でも勝率3位と好調ですが、さらに加速するかもしれません。個人的にはあまり得意ではないのであまり好ましいメタとは言えませんが、Jhinの後継としてpickされるのは十分に予想できます。

 

・YasuoとFMのナーフ

今パッチでSoloQに大きな影響を与えるのはこれに尽きると思います。

パッチ6.16以前の数パッチでYasuoはTFとFMをコアにした準タンクのファイターとして流行りだしました(今年前半は同じ流れでEkkoやFizzが流行りました)。TFの素材であるファージ、シーン、スティンガーはどれもYasuoと相性がよく、また対面によって積む順番を変えることができたため非常に柔軟にレーン戦を進め、TFができた段階でYasuoに勝てるchampionはいませんでした。その上FMを積むことである程度の硬さも手に入れて中規模集団戦でも負けなし、さらにGAやSunfire、IE血剣など様々なラッシュが可能であり、終盤でも支配的でした。挙句の果てには6.17ではultにバグが発生しついに勝率1位に躍り出ました。

今回のナーフではAS上昇率がナーフされることでレベル先行によるスノーボール性能を下げる(もともとプッシュ性能が高いので簡単に先行できる)こと、ultのAR貫通がCritのみに適用されることでTFとFMをコアとするbuildでは一切Critがないため十分に利点を生かせなくなりました。さらにFMのADもナーフされたためtopYasuoはこれまでのように誰が扱っても勝てるようなものではなくなりました。

Critを積むmid YasuoもAS上昇率ナーフによるスノーボールが難しくなったことと、IEとPDやShivを積むまでCritが100%にならないため本来の力を発揮するのが非常に遅くなるためとばっちりでナーフを受けたことになります。

 

・Master以上のRanked放置LP減について

これはほとんどのプレイヤーには関係ないことですが、今シーズンはChallengerの特に2桁前半クラスのプレイヤーたちはほとんどRankedをプレイしないままランクを維持している状態だったのでこの変更で最上位の入れ替わりは激しくなると思います。とはいえシーズン終了まで二か月くらいしかないので今更な気はしますが。

 

 

 

気になった点はこんなところです。最近流行に乗じてtopYasuoをやっていたのでにわか勢としてはプレイの敷居が上がって悲しいですw