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ADCメインのLoL独り言

League of Legends のしがないADCメインが細々と書きます

2016 League of Legends World Championship Final SKTelecom T1 vs Samsung Galaxy

 ついに残すところあと一試合で今年の世界王者が決定します。日本時間では10月30日(日)の午前8時からオープニングセレモニーが行われ、その後試合開始となります。

 

 二年連続で韓国勢同士の決勝であり、またすでに四年連続の韓国勢の優勝が確定している今大会。グループステージではNAとEUの1位がまさかの敗退、台湾勢も2チーム共にKnockout Stageに残った昨年からは凋落しました。最高のメンバーを揃えて臨んだ中国第一第二シードも最強地域韓国の前に敗れました。一方でワイルドカード地域のチームが史上初のKnockout Stage進出を果たすなど波乱続きの大会でした。

 

 決勝のカードは昨年の世界王者にして三度目の栄冠を狙うSKT T1とSeason4を制した後チームが完全に白紙になり名前以外は残っていないため事実上初の王冠を狙うSSGの対決になります。両チームをデータの観点から詳しく見ていきたいと思います。データは両チームのメンバーが固まった時期とメタの観点から今年のみを参照します。

 

◎両チームのマッチアップ

LCK 2016 Spring

・SKT T1(12-6 3位) Playoffs 1st(against ROX 3-1)

・SSG(10-8 6位)

対戦成績 2-0(SKT)

 

LCK 2016 Summer

・SKT T1(13-5 2位)Playoffs 3rd(against KT Roster 2-3)

・SSG(12-6 4位)Playoffs 4th(against KT Roster 0-3)

対戦成績 2-0(SKT)

 

 まず対戦成績のデータですが、今年はLCKの通常期間に4度対戦したのみでPlayoffsなどでは一度も対戦していません。その結果は全てSKTが勝利しています。

 韓国のリーグLCKの通常期間の対戦はBo3(ベストオブスリー、2ゲーム先取したほうが勝ち)ですが、この4度の対戦でSSGは1度だけSKTからセットを取っています。Spring SplitのWeek12第7試合でSSGは1セットをSKTに対して取りましたが、それ以外は2-0のため、今年の両チームの対戦成績はセットで表すと8-1(SKT)ということになります。

 

youtu.be

 こちらが今年SSGが唯一SKTに勝利した試合の様子です。Game1を取るも二連取されて結局負けてしまいました。半年ほど前のメタなので今とは様子が全く違うためP/Bの面では参考になりませんが、この試合ではSSG AmbitionがSKT Fakerに対して序盤から圧力をかけ、結果キルを獲得してからドラゴンやリフトヘラルドを獲得し、タワーにつなげていくという分かりやすい展開になっています。韓国LoLらしい詰将棋のように序盤に得たわずかな有利を徐々に広げていくスタイルを安定して行うことができています。SKTはFakerがスーパーアグレッシブであることやそもそもCarryされると困るので狙い撃ちされることが多いのですが、そのようになっても耐えて僅かなチャンスで逆転することができるほど優れたチームです。しかしこの試合ではそれをさせずにSSGが勝ち切っています。

 JunglerがBlankでありFakerへのフォローが薄かったことやSKT側はNidaleeやJayceといった集団戦に不向きな構成であったことなどを差し引いてもSSGはよいゲームメイクができています。この試合でのキーマンはやはりAmbition、そしてCuVeeでした。この二人が序盤から有利を得て、それを生かすように動ければ勝つこともできるでしょう。

 多くの人々(プロ選手やコーチ、アナリストなど含め)SKT有利と踏んでいます。実際私もそう思いますが、このような勝ち方を今年に入って見せている以上は、可能性はあると考えます。

 

◎Teams

・SKT T1

 Season3とSeason5の世界王者にして、LoL史を語るうえで欠かせない言わずと知れた最強のチーム。Season3当時、韓国LoLシーンではまだチーム自体が少なく姉妹チームが多く存在していた(後に同じ運営母体が複数のチームを同じリーグに所有することは禁じられた)。現在のSKT T1と同一視されているのはSKT T1 2という後発チームであった。SKT T1の本チームはBangやWolfなどプロ経験のある選手が多く在籍していたが、2は当時無名だったBengiやFakerを含めほとんどキャリアのない選手のみで構成されていた。しかし夏シーズンにあのFaker vs Ryuの試合を経て国内初タイトルを獲得しそのまま世界を制した。

 Season4に入ると一転してチームは低迷し、その年の韓国シーンを席巻したSamsungの2チームに対して手も足も出なかった。オフシーズンに3人の優勝メンバーを放出し、さらに協定が変更されSKT T1が1つのチームとなることを余儀なくされた。

 Season5以降は新しいメンバーで韓国シーンを再び圧倒し始め、国内タイトル連取と二度目の世界王者に輝いた。しかし初開催となったMSIでは惜しくも準優勝に終わった。

 オフシーズンにWorldsMVPに輝いた司令塔のMaRinやスーパーサブmidとして活躍したEasyhoonらを放出し、弱体化が懸念された。事実Season6では新たにPeanutをJungleに迎えたROXに圧倒されがちな時期が続いたが、Springを勝ちMSI初優勝を果たした。今夏はKTに敗れSeason4以来のLCK決勝を逃したが、Worldsでは危なげなく勝ち進み、最大のライバルROXをも打倒した。三度目の王座まであと一歩だ。

 

Samsung Galaxy

 元々はMVP Ozoneというチーム名で韓国プロシーンの黎明期から存在するチームであり、その後Samsung OzoneSamsung Galaxyという様に名前を変えてきた。Season4で姉妹チームのWhiteとBlueが国内を圧倒し、そのまま世界を制覇した様子は韓国という地域がLoLにおいて最強地域と決定づけられた瞬間でもあった。

 Season4を優勝したのち、2つの姉妹チームに所属していた韓国のトッププレイヤーたちは中国へと移籍した。その後の最初のシーズンはスターターのうち4人がLCK初挑戦となり、入れ替え戦行きを余儀なくされる昨シーズン優勝チームの無残な姿をファンは目撃することとなった。しかし入れ替え戦で勝利してからは2015夏はチャレンジャークラスから下位のチームが参加してきたこともあり可もなく不可もないシーズンを過ごした。転機が訪れたのはオフシーズン中で、CJ EntusからスタープレイヤーであったAmbitionを、NAの強豪Team DignitasからCoreJJを獲得した。

 それからSSGは徐々に頭角を表し始め、夏の序盤には一時的にではあるがリーグ首位にも立った。その後はROXやSKTといった強豪の後塵を拝したが、Regional FinalでKTをフルセットで破り組織として二度目のWorlds出場を果たした。

 配置されたグループDは彼らからみればそれほど難しい山ではなかったし、Knockout Stageも非常に運がよく、同郷韓国や中国の強豪とBo5を一切戦うことなく決勝までやってきた。大舞台の経験も少ない彼らが王者SKTに対してどのような戦いを見せるのか注目だ。

 

◎Players

・SKT T1

Top Lee "Duke" Ho-Seong

 昨年まではかつて韓国の強豪チームであったNajin e-mfireでプレイしていたがチームが解散したためフリーに。その後topを探していたSKTに合流し今年からスターターとなる。Split Pushが得意な選手で、春はPoppyやMaokai,Fioraなどを多用し、夏以降はTrundle,Gnar,Ekkoなどを多く使っていた。1vs1に非常に強く、実際LCKのtop lanerで彼と対等に渡り合えるのはROXのSmebとKTのSsumdayくらいだろう。SSG CuVee自身もDukeからソロキルは取れないだろうとインタビューで語っていた。

 今大会でもトップメタのJayceを除けばTrundle,Ekko,Poppy,Gnarと得意championを多用している。しかしながらJayceのようにスタイルからはずれたchampionでも卒なくこなす器用さがあり、自らがCarryするタイプではないが全時間帯に隙のないプレイをする試合巧者だ。

 

Jungle Bae "Bengi" Seong-ung

 準決勝で奇跡の逆転劇を起こした張本人であるが、今年はサブに回ることが多かったため知らなかった人も多いだろう。その実Season3と5で優勝を果たし、Faker以外で唯一二冠を獲得しているプレイヤーである。SKTが創設された2013年頃からプロキャリアをスタートし、それ以来SKT以外のチームに所属したことは一度もない。プロ初年度でSeason3制覇、Season4での凋落、そしてSeason5での復活とSKTの歴史は常に彼と共にあったと言っていい。

 プレイスタイルはズバリFakerをCarryさせること。というのは言い過ぎであるが、古き良きJunglerらしくレーンへのプレッシャーと敵Junglerへのプレッシャーを均等にかけつつ徐々にマップコントロールを広げていく堅実なものだ。今年は初めからNidaleeやGraves,Kindredといった自らがCarryするタイプのJunglerが流行したためメタに適応できずサブに回ることが多かった。得意championはRek'Sai,Elise,Gragasなどユーティリティに優れ序盤からGank能力の高いJungleを多用する。その一方準決勝で見せたキャリア初のNidaleeなどポテンシャルも底知れない。SSGのJungler Ambitionも同じくらい古参のプレイヤーでチームの中心であるため、このJungler対決を制したほうが今年の世界を獲ると言っても過言ではない。

 

Jungle Kang "Blank" Sun-gu

 今年SKTのスターターを務めていた若き新星。Nidaleeを始めとしたCarry Jungleメタで頭角を表し不調だったBengiの代わりにスターターとなった。今年3月に行われたIEM Worldsで彼をスターターとして優勝してからはその座が定着し、MSIでも優勝を飾った。しかし当初から浮き沈みの激しさは問題点として指摘されており、調子のいいときは敵なしだが悪いときは敗北に自ら進んでいるかのようなプレイを見せることもしばしばある。特にJungleのメタが再びユーティリティ重視へと移りだした夏以降は顕著で、Bengiが緊急的に代役を務めることも多くなった。Worldsでも初戦やFWの二戦目など、そして準決勝ももちろんのことここぞという場面でははずされることも多くなってしまった。しかしJunglerが主導で試合を動かしていくメタはまだ続いているため、一概にBengiが良いとは言えない面もある。

 チームの方針もあり基本的にはメタに沿ったchampionを選ぶが、やはり得意なのはGravesやNidaleeといったSoloQ志向の強いchampionだ。NidaleeはBAN筆頭であり、Gravesなどはメタ外なため見ることはできないだろう。Bengiが調子を落とすようなことでもなければ決勝戦でも出番のない可能性は高いと思われる。

 

Mid Lee "Faker" Sang-hyeok

 言わずと知れたLoL界の魔王、Faker。今年は識者が選ぶ世界のTOP20プレイヤーで2位になり(1位はROX Smeb)、ROX戦後のインタビューではやはり自分が1番だったなどと冗談交じりに発言していた。

 Bengiと同じく彼もSKTから離れたことは一度もない。LoLを初めて半年で韓国1位になり、プロ入り。そのさらに半年後に世界王者になったと言えばその人気の理由もわかるというものだ。大舞台での神がかり的なプレイの数々はいつも全世界のファンを魅了してきた。

 今年は相棒であったBengiの代わりにBlankがJunglerとなり、思うようなプレイが出せないシーンも多く見られた。また、メタもmidがサポーティブな役割を求められることが増えてきたため彼本来のアグレッシブなCarryスタイルは身を潜めていた。今大会ではViktorやOrianna,Syndraなどユーティリティとパワーを持ち合わせたchampionを使用する機会も増え、Fakerらしい動きも多く見られる。反面最も得意とするZedやLeBlancといったアサシンはメタからはずれて久しいため中々見ることはできなくなってしまった。

 専用機と称されたRyzeもリメイク以後はプレイしていない。他の選手はそこそこ使用しているようだが、決勝戦で見ることはできるだろうか。

 

ADC Bae "Bang" Jun-sik

 韓国はADCがあまり強くない地域などと揶揄される中で、世界最高峰のADCの一人に数えられる選手。そのように揶揄される理由としては、韓国のADCが非常に堅実なためアグレッシブで華のあるプレイがあまり見られないことが原因の一つとされている。その例に漏れずBangもレーン戦からレイトゲームまで常に安全圏から確実にダメージを出し続けることを得意としている。

 死なないことが求められるADCにおいてその力を如何なく発揮しており、昨年のWorlds GroupStageではKDA71(桁間違えてません笑)を記録するなど非常に優れたプレイヤーである。Ezreal,Sivir,Asheといったユーティリティに優れたchampionを好み、実際今大会ではEzrealを最も多くプレイしている。LucianなどのアグレッシブなADCがメタにいないことは彼にとっては追い風と言えるだろう。

 Kalistaの名手としても知られていたが、彼女自体が今どん底にいるためもう見ることはないだろう。スキンまで作ったのに…RIP.

 

Support Lee "Wolf" Jae-wan

 SKTの癒しことWolf。彼の丸々とした体形と柔和な笑みには多くのファンが癒されている。昨年のSKTは無敵のスター軍団だったが、唯一彼が油断したり波に乗れないときに危うくなることがありチームの弱点と言われることもあった。今年に入ってからはBlankのほうがより好不調の波が激しいためあまりやり玉に挙げられることはなくなったが、やはり危なっかしい場面も少なくない。実際準決勝ROX戦でROXは彼を集中的にフォーカスすることで有利を作りGame2とGame3を制した。

 得意championはAlistarで、彼の昨年の優勝スキンもAlistarだ。今年のLCKでも98試合中31試合でAlistarを使用している。今年に入って度重なるnerfを受けているがそれでも安定的にpickと見ているようだ。今大会全体で見ればAlistarは非常に強いPick(23Game 65%win)であるが、チームの方針もあってかKarmaやZyraといったユーティリティに優れたメイジタイプのSupportを多くプレイしている。

 また、最近のプロシーンでNamiを最初に使いだしたプレイヤーでもあり、今年もし優勝すれば彼のスキンはNamiになるのではないかと囁かれている。

 

Samsung Galaxy

Top Lee "CuVee" Seong-jin

 Season4を優勝したSamsung Galaxy Whiteとその姉妹チームBlueに所属していた国内のトッププレイヤーたちのほとんどが中国へと旅立ち、チームは再編を余儀なくされた。その時に新人として加入したのがこのCuVeeだ。プレイスタイルとしては韓国トップレーナーらしい1v1に強い性質を生かしたSplit Pushを得意としている。今大会でもEkkoやPoppyなどといった得意なchampionは健在だ。しかしKennenやRumbleといったチームに求められるpickにも柔軟な対応を見せており、ポテンシャルの高さを感じるデータとなっている。

 プロになりたての頃はチーム自体が新人の寄せ集めとなってしまったことで負け続きで苦しい時期が続いた。最初のシーズンは勝率20%とひどく低迷しメンバー共々非常に悩んだという。しかし今の彼は世界王者という王冠が手の届くところにある。たゆまぬ日々の努力の結果といえるだろう。

 

Jungle Kang "Ambition" Chan-yong

 韓国LoLシーンの黎明期からトッププレイヤーとして活躍し続けてきた大ベテラン。キャリア始まって以来プレイし続けていたCJ Entusを離れ、今年新天地として選んだのがこのSSGだ。元々はmid lanerであったがJungleへと転向をしている。現在のSSGは彼を中心に試合が動くのが常であり、Jungleからゲームメイクをしていく現在のメタとは非常にマッチしているといえる。

 彼自身はRek'SaiやSkarnerといったピックアップ能力と序盤に優れたchampionを好むが、チームに求められる役割やトップメタのchampionなどもなんなく使いこなす超技巧派プレイヤーでもある。今大会未だ1セットしか落としていないSSGの中核としてチームを優勝まで導くことができるだろうか。

 

Mid Lee "Crown" Min-ho

 ブラジルからキャリアをスタートさせた異色の経歴を持つ選手。2015年の夏よりチームに加入しmid lanerを務める。彼はどちらかといえばユーティリティの高いmid lanerを好んで使う傾向があり、VladmirやLulu,Lissandraなどがメタの際には非常に高いマップ支配率を誇る。

 中でもViktorは特に好んで使うchampionであり、これまでSSGでプレイした3シーズンで常にpick率1位である。今大会でも最多の5試合でpickしており、未だ全勝である。他にもVarus,Ryze,Cassiopeiaなどを使用しており、champion poolはFakerと非常に似通った点が多い。

 Junglerが両チームともに世界最高峰のプレイヤーであるが、Midに関してはFakerのほうが圧倒的にキャリアも実力もあると言っていい。Crownが粘り強くFakerを抑えつけることができれば、SSGの光明となるだろう。

 

ADC Park "Ruler" Jae-hyuk

 今年の夏から加入した最も新しいメンバー。それ以前の経歴はほとんどなく、実質プロになってから半年ほどしか経っていない。状況的にはかつてのFakerやBengiに似ている節もあるといえるかもしれない。

 データが少なくあまり統計的に正しいとはいえないが、SivirやAshe,Jhinといった夏シーズンのメタであったchampionを卒なくこなしている。元々ADCはchampion数が少ないこともあるが、これまでキャリアで8体しかプレイしたことがなく、引き出しは未知数と言えるだろう。

 CuVeeやAmbitionの陰に隠れがちではあるが、彼が死なずに地道にダメージを出し続ける韓国ADCらしいスタイルを取っているからこそチームはこれまでWorldsを勝ち進んでこれたことは間違いない。似たスタイルのBangとどのように相対するかは見どころの一つだ。

 

Support Jo "CoreJJ" Yong-in

 2015年には北米の強豪Team Dignitasに所属していた選手。その後韓国へと帰国し、SSGに加わった。Dignitas、そして今年の春シーズンではADCとしてプレイしていたが、Rulerが加入したことでSupportへとポジションを移した。しかしLCKではスターターはWraithであったため夏シーズンは出場機会に恵まれることはなかった。

 しかしWraithはPlayoffs、そしてRegional QualifiersのAFS戦Game1を落としてしまい、CoreJJと交代することとなった。それ以降は彼がスターターを務め、順調にここまで勝ち上がってきた。

 Supportに転向してからのデータは非常に少ないが、今大会ではZyraやKarmaといったメタchampionはもちろん、Tahm Kenchという今大会あまり流行していないSupportを多用している特徴がある。またROX GorillAが対SKTの秘策として用いたSupport Miss Fortuneを翌日に使用するなど非常に柔軟なスタイルを持っている。

 

Support Kwon "Wraith" Ji-min

 再編されたSSGの初期メンバーのうち、唯一新人選手ではなかったプレイヤーがこのWraithだ。ahq KoreaやJAGなどを渡り歩き、一時的にではあるがPoohManDuの代役選手としてSKT T1 Kに所属した経験を持つ(SKT T1 Kにオリジナル以外のメンバーで所属経験のある選手は彼ただ一人である)。

 前述のとおり、長らくSSGを支えてきたが夏シーズンの終盤で調子を落とし、CoreJJにスターターの座を奪われてしまった。スタイルとしてはAlistarやBraumといったpeelに優れたtankを好んで使用している。そのため現在のZyraやKarmaを中心としたMageタイプのchampionが性に合わないことも一つサブに回っている理由と言えるかもしれない。今大会二度だけ出場しているが、Namiで1勝、そして得意のAlistarでチームに唯一の敗北をもたらしてしまった。

 短期間とはいえ対戦相手であるSKTは古巣のチームだ。BengiやFakerと、それにコーチのkkomaやPoohManDuとももちろん親交がある。決勝戦にはサブとして登録されているが、経過次第では彼が出場する可能性も十分にあるだろう。

 

◎両チームのポイント

・SKT T1

 準決勝では奇跡の大逆転で宿敵ROXを破ったSKT。Blankの危なっかしいプレイングにファンは相当肝を冷やしたことだろう。Bengiが加わる以上活躍を見せたとはいえ、NidaleeなどのCarry Junglerは確実にBANを視野に入れていかなければならない。SSGとしてはその有利を生かそうとしてくるだろう。その分Fakerに対してBANを割いてくることが予想されるため、チームのカギはやはりFakerの成否にかかっていると言っていい。Fakerがこの土壇場でMaster Yi midのような隠し玉を出してくるとは考えづらいが、彼の非常に広いchampion poolからいかにしてチームを勝利に導くchampionをpickできるかといった点で、P/Bは非常に重要になることだろう。

 

・SSG

 実のところ、彼らは再編以降一度もLCKの決勝にすら立ったことがない。大舞台慣れしているとはいいがたい面もあり、メンタル面がまず懸念される。ここまでAmbitionが大黒柱となってチームをけん引してきたが、逆に言えば彼なしではSKTに太刀打ちすることはまず不可能と言っていい。SKTも戦術としてAmbitionにフォーカスを合わせてくることは予想の範疇と言えるので、上手く躱して逆にFakerに仕掛けることができれば有利に進めることができるだろう。CrownがmidでどれだけFakerの圧力を抑え込めるかも試合の展開には大きく展開すると思われる。

 

 

 最後に両チーム選手の準決勝後のインタビューを簡単にまとめておきます。

◎SKT T1

・Faker

 Bengiが出て彼の調子が良ければチーム全体が活気づくし、勢いが出る。今日はその勢いに乗ることができたと思う。自分のパフォーマンスもよかったし、やはり自分がNo1プレイヤーではないか(参考:http://www.lolesports.com/en_US/featured/top2016

)?(笑)今日は決勝に臨むくらいの気持ちでプレイしたし、結果勝ててよかった。

・Bengi

 ファンの皆様に挨拶できるのは(長らくサブプレイヤーだっただめ)久しぶりのことだ。1試合目は自分のプレイが上手く行かずBlankと交代することになった。4試合目に再び出場することになったのは、これが最後の試合になるかもしれなかったからだ。だからコーチがチャンスをくれた。Nidaleeがオープンになってしまったのはコーチのミスだったが、(ROX Jungler)Peanut選手はNidaleeの扱いに長けているので渡すわけにはいかず、プレイすることになった。少しの幸運も手伝って上手く行ってよかった。

 

◎SSG

・Crown

 H2kが序盤非常に強力であることはわかっていたので耐えて中盤以降に攻勢を仕掛ける作戦だったが上手くいったと思う。決勝戦に行けるというのは夢のようなことだが、精いっぱい頑張りたい。Faker選手を倒さなければ、優勝することができないだろうから自分にとっての決勝戦の目標はこれに尽きると思う。

・CuVee

 正直決勝に進めるということに違和感を感じるほどだ。LCKの決勝に進出したこともないのに(笑)今日のプレイは上手くいったと感じているが、(SKT Top)Duke選手相手は正直難しいと感じている。運が良ければSKTに勝つことができるかもしれない、程度に考えている(笑)気負わずいつも通りのプレイをするよう心掛けるつもりでいる。

 

 

だいぶ長い記事になってしまいました。試合まで残り三日です。皆さんも今年の世界王者の誕生を目の当たりにしましょう!10月30日午前8時半より試合開始です!