ADCメインのLoL独り言

League of Legends のしがないADCメインが細々と書きます

第二回コーチング

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 第二回です。今回はADCをプレイしていただきました。1v1のソロレーンと違い2v2なので組み合わせや相性は一言では語り切れない部分があります。今回は一例として自分の見解を織り交ぜて見ていきたいと思います('ω')

 

 例によってチーム全体の構成については触れません。botレーンのマッチアップから確認していきます。

 

Tristana&Bard

 徐々にAA射程が伸びていくpassiveとAS上昇により終盤の集団戦やオブジェクトラッシュに非常に強力なTristanaと仕掛けにもpeelにも強く試合を動かしやすいBardのコンビ。

 Bardはレーンでもそれほど弱くはないが、チャイムを集める必要がある以上レーンに居座ることはできない。Tristanaはレーン戦に非常に弱いため1v2になりがちな状況でいかにfarmしキルを取られず、終盤まで試合を運ぶかが重要となる

 

Miss Fortune&Leona

 条件付きであるもののスキルの性質を理解していればレーンをドミネートできる強力なQを持つMFと、3つものCCと味方のAAに追加ダメージを発生させる超攻撃的なサポートであるLeona。うっかりLeonaのEに捕まろうものならば何もできずにダウンする可能性もある非常に凶悪なコンビ。

 集団戦にも非常に強くAoEスタンにMFのultが乗ればそれだけでキャリーは集団戦は崩壊してしまうポテンシャルがある。

 

 

 キルを渡してしまえばもうレーンに勝つことはまず不可能なマッチアップといえる。Leonaigniteを持っているため、キルポテンシャルは非常に高い。TristanaにはWの長距離ブリンクがあるとはいえ、発動前に落とされてしまうこともレーン戦段階で頭に入れておく必要がある。味方jgはRammusで対面はどちらもブリンクがないので積極的にレーン周辺の視界を取り、jgを呼んでプレッシャーをかけるのがレーン戦をうまく切り抜けるコツといえる。

 

序盤~

 リーシュの後に1lvの状態で殴り合ったのは非常に良い。Bardは1lvで特に強くLeonaは1lvの段階ではそれほど強くない。さらにMFもminionウェーブがなければそれほどダメージが出ないチャンプであるため1lvの時点ですでにpotに差がついたのは大きい。恐らく出会ってしまったのでただ戦っただけだとは思うが、敵味方のlvによって有利不利が変わることは常に念頭に置いておくべき事項だ。

 Tristanaは私の体感でもファームが難しいと思うが、CSが落ちるシーンが多いのでここは練習あるのみというところ。Leonaに対してハラスと同時にEのレンジを理解しているが故の動きも垣間見えた。このあたりはスマート。

 3:45 Bardが仕掛けている。これはEを先に使っていたこともあるし、相手はSSをどちらも残しているのでWで飛ぶような場面でもない。Bardがigniteを切ったのはhealとの交換といえばよいかもしれないが、Leonaが完璧にイニシエートしてきたときに交換できる要素が消えてしまったのは少し痛いところ。

 4:50付近のピンクワード絡みの戦闘。現在のEvelynnは序盤ステルスではないためそれほど脅威ではない。しかしLeonaのエンゲージから入れば確実にチャームも決まる。いるとわかっているのであれば無理にワードを壊す必要はない。

 

 この戦闘中に一つ重要なテクニックが出ているが、LeonaのEなどの所謂フックに対してTristanaのWはカウンターができる。TristanaのWやEzrealのEはブリンクが即時発動ではなく一瞬のスペル詠唱時間があるが、キーを押した詠唱時間中にフックが命中しても移動はキャンセルされずそのCC効果は着地後に発生する。Worlds2017ではTristのピック率が高いので、このテクニックは観察してみるとよく使われていることが分かる。

 

 5:35 大きなウェーブに対してタワーから遠ざけるように誘導している。これは非常に良い動き。若干失敗しているが、Tristanaは特にタワー下でのCSが難しいので極力タワー下に敵のウェーブを持ち込みたくない。ハラスをもらっていないので1つ2つ落とすくらいは許容範囲のミスといえる。

 

 6:05からの一連の戦闘。Rammusの寄りに対してあからさまに距離を詰めすぎているため相手は警戒している。恐らくRammusがbot側にいる可能性もあると思っていたのではないか。ただそこからBardのハラスに対してLeonaがリアクションをしたことで特にjgの介入なく2v2に勝った。Wは最後まで使わず温存していたのはとても良い使い方。うっかり確実に倒せそうにないときに使ってしまう人も多い。

 

 9:20からの戦闘。1キル取った状態のため、botレーンの仕事はこの状況を維持しながらさらに相手を腐らせることにある。ただし強力なLeonaのエンゲージとMFのハラスは気を付けなければいけない。Evelynnは強力なgankerなので敵jgを常に明るくしておく必要がある。レーンから離れることの多いBardは適役だが、残念ながらあまり動いていない状況なので、味方jgが寄れる状況以外では仕掛けずハラスも安全圏からにしておきたい。

 Bardが上手くgankをいなし、逆に相手supの甘えを突けたのでさらにリードを広げた。この後のリコールでのアイテム選好も悪くないが、ダガーよりは靴を履いたほうがいいと個人的には思う。Zealを持つとさらに序盤のCSは難しくなるので一層集中する必要がある。

 

 11:40頃からの味方の動き。恐らくRammusの位置がわかっていなかったためにBardが離れたタイミングでプレッシャーをかけにきているが、Bardの仕掛けに対してRammusが良い入り方をして盤石の2キルにつながった。その後すぐにタワーを優先している点もgood。

 

 14:00 Leonaが離れているのが分かってすぐに仕掛けている。これは相手のミスとも言えるがそれをすぐに咎めているのは素晴らしい。kiteしながら敵のultも回避できている。この仕掛けにより1stタワーも取れ、味方全体に有利を渡すことができている。さらに敵が複数ダウンしているのでドラゴンも取り、これでbot周辺のオブジェクトは15分という早さですべて取りきったことになる。すぐにtopとスワップしてトップのタワーを狙うことでbotの有利をさらに広げようとする動き方も良い。

 

 16:50頃 midから敵が流れてきていることに気づき、素直に下がっている。その後体力がCho'Gathの致死圏内であることに気づかず油断してしまったのはもったいないシーンだった。ただしタワーやヘラルドなどのオブジェクトは取られていないため命拾いしたような形になった。

 

 20:00頃~ タワーを壊した後にmid付近で戦闘が起きていることに気づき、すぐに寄っている。マップをよく見ていることが分かる。しかしその後戦闘が終わった場所をウロウロしたのがどういう意図があったのか全く分からない。そのままmidタワーなど取れるシーンだったにも拘わらず立派にThrowしてしまった。その後Tristがいない状態でMFをキャッチするもリバースされて3人失う展開は、この1プレイのせいといえる。

 

 ただ相手はドラゴンやmidタワーに対して全く意識がないため何も失っていない。シルバーらしいチームゲームといえる笑 その後ドラゴンを取ったあとの戦闘ではJayceに対して仕掛けているが、ここはフラッシュを持ったまま落ちている。恐らくあのジャンプの後に切っていれば逆に相手を全員ダウンできた流れだった。

 

 25:15~ 少しヒヤヒヤするJayceへのダイブだったがEvelynnの対処も冷静でよい。味方が即座にバロンコールしており流れが傾いている。

 

 26:50からの戦闘。相手チームの見事のチェインだが。敵のダメージ源が続かない状況なのでWでリセットをしっかりかけてから反転できている。その後topへとローテートする流れも完璧。リスクを冒さずしっかりと利を取っている。ここまでくれば大体わかると思うが、jgのRammusが非常にいいコールをしているので、基本的に彼のコールに従っていれば間違いない試合になっている。

 

 29:05頃 midでデッドするが、ここでもフラッシュ使用禁止縛りをしているかの如くフラッシュを使わない。気になって動画をスクロールして全編に渡ってチェックしたところなんと1度もフラッシュを使っていなかった。とんでもない縛りプレイだ。

 

 今回の試合は集団戦になるとバックラインに入ってこれる相手がいなかったので問題なかったが、TristのWは万能ではない。フラッシュがあればもっとキルが簡単にとれたかもしれないし、死んだ場面も死ななかったかもしれない。温存したい気持ちもわかるが、使うべきときには使わなければ全く意味がない。これは今後の課題だろう。

 

 

 第二回でした。今回は試合がスムーズすぎたのであまり欠点が見つかりませんでしたが、課題はいくつも見えてくると思います。次回に期待です('ω')