ADCメインのLoL独り言

League of Legends のしがないADCメインが細々と書きます

1.SK Telecom T1

 

最早説明不要。

2015SKTに迫る完成度の高いロースター。Clidは常に試合をキャリーしているし、Khanもキャリア最高の出来と言っていい。Effortに波があるのが不安要素だが、ビッグプレイも連発しているので期待値は高い。むしろ今のところFakerが一番不安要素かも。

大舞台やBo5にも非常に強いチームだが、相手も同じなのでハイレベルな戦いになりそう。

 

top:Khan

キャリータイプのファイターが得意だが、topのメタによってタンクやユーティリティもピックできる。ただ、今大会のメタは非常に追い風で、アカリやレネクトンでバックラインを壊す動きや、クインやフィオラでスプリットするスタイルも出している。10試合で8チャンピオン使っている広いプールも注目。

 

jg:Clid

ゲームメイク能力は今世界一と言ってもいいかもしれない。メタチャンピオンがそのまま得意チャンピオンだが、終盤になるにつれ影響力が減っていくリーシンやエリスでも腐らず一定以上の仕事ができるのが最大の強み。対面となるJankosもスタイルは似ているので、純粋に力比べになりそう。

 

mid:Faker

今大会も様々なピックを出している。Fakerは大事なときに突然覚醒するタイプなのでここまで不調気味とはいえ重要なシーンではチームを救うプレイが出ると思う。ライズは両チームからBANされる可能性が高いので出てこさそうだが、ここまで出ていない非メタチャンピオンが出てくる可能性も十分ある。

 

adc:Teddy

adcの選択肢が極端に狭い中で10試合で7チャンピオンをプレイしている。QFで見せたドレイブンはもう出てこなさそうだが、Perkzの対面なのでケイルやヤスオなどもまだ可能性はある。2nd tierのエズリアルも得意なので相手はかなりドラフトに気を遣うだろう。

 

sup:Effort

急にチームから浮いて雑魚死したりすることは未だにあるが、乗れているときのパフォーマンスはすごい。大舞台の経験は少ないので緊張してコケさえしなければ穴になるようなことはないと思う。

 

2.G2 Esports

 

LEC1stシード。LEC春夏連覇、現MSI王者。史上初のグランドスラム(地域リーグ連覇+国際大会2冠)を狙う。

 

チームスタイルは筋肉で押し切るタイプ。似たタイプのDWGを一蹴している。メンバーも経験豊富でBo5も非常に強い。 

top:Wunder

他のレーンがなにかと話題になりがちなので影が薄いが、実のところG2の屋台骨はこいつ。Wunderが上手くプレイできないと、G2はずるずると負けてしまう傾向がある。

得意のジェイスやライズを好んで出しているが、チーム構成によってオーンやヨリックなどオフメタも出せる。

 

jg:Jankos

1st Blood Kingと呼ばれるくらいファーストブラッド関与率が高い。メタチャンピオンは上手く使いこなしているが、ミクロではClidが競り勝つだろう。マクロで出し抜くチャンスも相当少ないが、jg差がそのまま試合の勝敗になってしまう現メタでは何かしらの突破口を開く必要がありそう。

 

mid:Caps

ミクロがすごい典型的なEU mid。メイジからアサシンなどの定番ピック以外にもオフメタも色々出すプールの広さは相手にとって脅威。今大会もシンドラやライズのほか、ヤスオやレネクトンなども使っておりチーム構成に合わせた柔軟なピックができる。Wunderとのフレックスもあるのでドラフトは慎重にならざるを得ないだろう。

 

adc:Perkz

midをCapsに譲ってadcに転換したがひたすらに上手い。もともとmidレーナーで上手かっただけにmidで見られるチャンピオンを出しまくることでも知られている。今大会でもオリアナとゾーイを出している。シンドラも得意としているのでCapsとフレックスで出てくる可能性は高い。普通のadcを使った試合は今のところ全勝なのでadcも普通に上手い。

 

sup:Mikyx

パッとしないときととんでもないプレイが出るときの差が大きすぎる典型的なEU Sup。Perkzの破天荒なプレイに柔軟に合わせられるのはすごいが、一人で急に浮いて死ぬこともある。手首の怪我に悩まされているらしい。今大会のメタであるノーチラスよりもラカンを優先しているが、4回中Perkzがザヤを選んだときに3度ピックしておりザヤラカンをかなり重視していることがわかる。

 

総評:筋肉で押しつぶすタイプのG2に対してマクロで試合を支配するSKTが迎え撃つ形になる。同じタイプのDWGを真っ向勝負で叩き潰したG2だが、SKTもDWGにはBo5で負けたことがない。SKTはもともと筋肉タイプのチームには強いし、かなり仕上がっているので贔屓目を抜いてもややSKT優勢に思える。

鍵になるのはtopの趨勢と思われる。midbotのポテンシャルはほぼ同等と言っていいので、topがどちらに傾くかが重要で、結局jgがどれだけ上手く動けるかにかかっている。そういう意味では、Clidのほうがアドバンテージを取れるだろう。