ADCメインのLoL独り言

League of Legends のしがないADCメインが細々と書きます

WCS出場チーム紹介 グループB

グループBです。個人的に一番注目しているグループなので少し熱が入ると思います。

 

 

 

Flash Wolves(LMS 1st Seed,LMS 2016 Summer Champion)

台湾の1st Seedとして昨年に続いて二度目の出場となる強豪チーム。メンバーのうち3人がSeason3のWCSに出場したGamania Bearsの選手で彼らは三度目のWorlds出場となる。

近年台湾のシーンはAHQ esports Clubというライバルチームが王者として君臨していたものの、今年に入って2シーズン連続でLMSのタイトルを手に入れるなど波に乗っているチームである。MSIではグループステージで参加チーム中唯一SKTに対して2連勝をもぎ取ったものの準決勝でCLGに敗戦する後味の悪い世界の舞台となってしまった。

また昨年のWorldsでもグループステージでは準優勝したKOO Tigers(現在のROX Tigers)から2勝するも準々決勝で敗れるなどの経歴があり、韓国の強豪チームに対する勝率が非常に良いのに対して他地域に対して勝ちきれないところがネックだと言われている。

今回は優勝候補筆頭であるSKTと同じグループに入ることになった。韓国キラーの本領を発揮することができれば、彼らの優勝も夢ではないだろう。

 

Roster

Top:MMD Jungle:Karsa Mid:Maple ADC:NL Support:SwordArt

 

注目選手

Jungle Hung "Karsa" Hau-Hsuan

世界最高のJunglerとの呼び声も高いプレイヤー。台湾は地理的に韓国と近いこともあり中国同様恒常的に韓国サーバーで練習を行っているため、彼を含め台湾のメタはほとんど韓国に近い。そのせいもあってか韓国キラーと呼ばれるのかもしれないが、いずれにせよ彼の相手のJungleをMidのMapleやSupportのSwordArtと共に干からびさせていくようなスタイルが型にハマればまず敵はいないだろう。

 

Mid Huang "Maple" Yi-Tang

こちらも台湾最高のMidと言われることが多い。スタイルはアサシンを得意とする典型的なキャリー型であり、Fakerとスタイルが似ているため比較されることも多い。しかしながらLuluなどのサポートタイプからTaliyahやViktorといったユーティリティに優れたchampionも卒なくこなすため対戦相手は非常に彼の対策に苦しむことだろう。

 

 

 

・SKTelecom T1(LCK 2nd Seed,LCK 2016 Championship Point Runner)

SKT T1は世界で最も有名で、最も強いLoLのチームだと多くの人が言うだろう。過去に5度世界最高峰のリーグLCKを制し、WCSを2度制した世界で唯一のチームだ。今年は昨年決勝で屈辱的な敗戦を喫したMSIも制覇し主要な国際大会の王冠をすべて手に入れた唯一のチームともなった。最も有名なプレイヤーであるFakerを中心に常にスタープレイヤーが在籍しているが、それはコーチであるKim "kkoma" Jeong-gyunがダイヤの原石を見つけ、育てた結果に他ならない。彼の非常に高いコーチとしての素養と選手たちの頂点への渇望がこれほどまでに強い組織を生み出しているといえる。

昨年は14-1の圧倒的なスコアでWorld Championとなったが、オフシーズンに司令塔だったtopのMaRinを失い、スーパーサブであったMidのEasyhoonをも放出するなど大きな痛手となった。さらにメタの変遷でGravesやKindredが流行し始めるとTank系でラインを作るのが得意なJunglerのBengiが調子を落とすなどし、昨年の圧倒的な力は失われたかに思えた。

しかし新加入のBlankがJungleに入るとSKTは息を吹き返し、そのまま春シーズンを優勝しMSIも優勝することになる。

ただし不安な点もある。夏以降再びメタが変わり、Blankは春ほどの力を出せなくなってきている上に、プロになって日が浅いためSKTという世界最高のチームに所属していることへの重圧からプレイが不安定になる時が度々あった。その結果、夏のLCKでは準々決勝で敗れ2014年夏以来4期ぶりに国内優勝を逃すこととなった。

同グループには侮れない強豪が揃っているため油断は禁物だ。果たしてSKTは再び世界に最強のチームであることを証明できるのだろうか?

 

Roster

Top:Duke Jungle:Blank/Bengi Mid:Faker ADC:Bang Support:Wolf

 

注目選手

Jungle Kang "Blank" Sun-gu/Bae "bengi" Seong-ung

カギを握るのはJunglerとしてどちらを出すかだ。現在のJungleのメタは昨年のWCS時と非常に似ており、GragasやRek'Sai、Eliseなどが主流であるためbengiとは非常に相性がいい。しかしコーチのkkomaは今年の戦績や昨年からのtopレーナーの変更やMidのメタの変遷などを鑑みてBlankをスターターに起用し続けている。その結果夏は決勝にすら進むことができなかったが果たしてWCSではどのようにメンバーを決めるのだろうか。(ちなみにbengiはFaker以外で唯一WCS二度制覇を経験しているプレイヤーで、自分が一番好きなプレイヤーです:))

 

Mid: Lee "Faker" Sang-hyeok

言わずとしれた世界一有名なLoLプレイヤー。LoLのGod(神)たるRiot GamesをしてGodと言わしめたためGod of Gods(神々の神)などと呼ばれることもあるほどの選手だ。プレイを初めて僅か半年で韓国サーバーの1位になり、プロ入り。そのまた半年後に世界を制するなどの経歴を持ち、LoLの申し子と言っても過言ではない。彼のプレイは数々のドラマを生み出してきている。世界最高のプレイヤーとして、そして世界最高のチームの一員として優勝するために彼の力は必要不可欠であり、またとてつもない重責がのしかかっている。それらをすべて押しのけて再びSummoner's Riftを支配する彼のプレイに期待がかかる。

 

 

 

・I May(LPL 3rd Seed, LPL 2016 Summer Regional Winner)

I Mayは今夏からLPLに参加し始めたチームだ。もともとはEDG(Edward Gaming)の下部チームであったが昇格に伴い組織をI Mayへと変えた。そのため彼らは中国の強豪チームを僅か数か月で押しのけてWorldsへの参加権を手にしたことになる。現在の中国シーンではEDGとRNGが二強でありその下にTeam WEやVici Gaming、Snake esportsなどのチームが続く。二強がWCS出場を決めたのち最後の一枠を決めるRegional Finalでは本命だったTeam WEをBo5フルセットの激戦で破り出場を勝ち取った。

 

Roster

Top:AmazingJ Jungle:Avoidless Mid:Athena ADC:Jinjiao Support:Road

 

注目選手

Top:AmazingJ

昨年のWorldsではEDGの正トップレーナーであったKoro1のサブとしてグループステージに登場した。SKT以外には快勝するものの当時世界最高のtop lanerとされていたSKTのMaRinには全く敵わない姿が印象的だった。その後彼は二部チームに降格とされたがその情熱で二部リーグを勝ち上がり、再び世界の舞台に戻ってきた。

 

Mid:Athena

昨年のWCS後に行われたKeSPAcupで世界を制した直後のSKTを破るなどして一躍有名になったEver(現在のESC Ever)に所属していた選手。その後EDGに引き抜かれるものAmazingJ同様二部チームに降格していた。KeSPAではFakerと対面し、そして試合に勝利しているため同グループにSKTがいることは一種の幸いかもしれない。彼を中心にSKTの牙城を崩すことができるかが一つの注目点だ。

 

 

 

・Cloud9(NA LCS 3rd Seed,NA LCS 2016 Summer Regional Winner)

Cloud9はNA強豪チームの一つだ。今年から強豪の仲間入りを果たしたIMTを除けばこれまで長らくTSM,CLG、そしてC9と言われてきた。長らく同じメンバーで活躍し続けていたことでも有名だったが、今年に入りメンバーを大幅に変更し始めた。春には世界最高峰のJunglerであるRushを加え、Supportにも新しいメンバーを加入させるなどしたが振るわなかった。夏になると今度はtopにWCS優勝経験があるImpactを迎え、さらにJungleをかつてのスターターであったMeteosに戻し、Supportも新しいプレイヤーを迎え入れた。これで勢いを増したC9はplayoffの決勝まで進むもTSMに惜しくも敗れた。しかしRegionalでは危なげなく勝利し3年連続のWCS出場となった。

 

Roster

Top:Impact Jungle:Meteos Mid:Jensen ADC:Sneaky Support:Smoothie

 

注目選手

Top Jung "Impact" Eon-yeong

Season3 WCSをSKTの一員として制したプレイヤー。当時は世界最高のtopの名を欲しいままにしていたが、Season4のSKTの不調によりNAへやってきた。昨シーズンは振るわなかったものの、Cloud9に加入してから勢いを増してきた。特に序盤のレーンスワップメタが終わり、1v1が重要となるtopのメタで彼はNAでは敵がいないことを存分に証明して見せた。そして彼と1v1で戦える選手は世界にも数えるほどしかいないだろう。ファンはSKT T1 Impactが帰ってきたと言うほどだが本人は「自分はもうSKTにいたころよりもずっと強いから、C9 Impactが適切だ」と答えるなどチームへの帰属意識も十分だ。彼の優勝記念スキンであるSKT T1 Jaxが象徴する1v1とsplit pushの鬼が古巣のSKTをtopから崩壊させることができるのか、そのドラマにも注目が集まっている。

 

Jungle:Meteos

長らくC9のスタメンとして活躍してきたが春シーズンは世界最高のJunglerともいわれていたRushにその座を奪われる屈辱のシーズンを過ごした。しかし彼は再び舞い戻り、チームを世界の舞台へ再び誘ったといえる。彼はTankや味方に合わせる動きを得意としており、現在のメタとは非常にマッチしたスタイルであるため、彼が序盤から崩されることがなければC9は世界の頂点に近いチームとなれるだろう。

 

 

 

長くなりましたがグループBです。C以降は来週になると思います~

 

 

 

WCS出場チーム簡単な紹介 グループA

ついに三日後に開催を控えた2016 League of Legends World Champion Ship(以下WCS)を前に各グループの出場チームについて簡単に紹介していきたいと思います。

 

一応事前に注意という形で書いておきますが、自分はLPL(中国)やLMS(台湾)、IWCQ(ワイルドカード枠)のリーグに関してはあまり詳しくないのでそのあたりのチームに関しては内容盛りだくさんとはいかないと思いますが、ご了承ください。

 

さて、2016WCSは現地時間9月29日、日本時間だと30日の朝8時より開会式と順次試合が行われていきます。その後一週間ごとに試合を続け、日本時間10月30日に決勝戦が行われる予定です。場所はアメリカ各地を転戦する形になります。詳しくはこちらを確認してください。

game4broke.blogspot.jp

今年の世界最強チームを決める一年に一度の最も大きな世界大会なので本当に強いチームとメンバーだけが出場を許されています。残念ながら日本代表チームはワイルドカードのトーナメントで敗退していますが、ワイルドカードトーナメントからも2チーム出場していますし、日本チームが出場する日もそう遠くないと言われています。

 

そんなLoL一番の祭典を見ない手はありません。お気に入りのチームがある人はもちろんなくても十分に楽しめるでしょう。唯一の問題は配信は全て英語(準決勝より日本のプロリーグLJLのキャスターが実況解説を独自に行う予定)なので聞いてもイマイチわからないということですが、試合の展開だけなら世界共通なので実況や解説がわからなくても十分見れると思います。

 

今回はグループAの4チームについて紹介していきたいと思います。

 

 

 

・ROX Tigers(LCK 1st Seed, LCK 2016 Summer Champion)

ROX Tigersは今大会の優勝候補の一角とされる韓国の強豪チームであり、昨年のWCS準優勝チームだ。

チームのメンバーは2014年末のRiotの競技協定変更により一つの組織が二つ以上のチームを所有することを禁じられた結果放出されたメンバーの寄せ合わせでしかなかった。しかし2015年春のLCKラウンドロビンを1位で終える快進撃を見せた。しかしplayoffでSKT T1に敗れ優勝を逃した。

それ以来夏も決勝でSKTに敗れ、初出場でWCS決勝まで進出し、決勝で再びSKTに敗れることになる。今年に入っても春は再びラウンドロビンを1位で通過したにも関わらずまたしても決勝でSKTに敗れた。1年半もの間宿敵SKTの後塵を拝してきたチームもついに、今夏LCK初タイトルを手に入れ1stシードでWCSに乗り込んでくる形となる。

しかし、宿敵SKTは今夏準々決勝で敗れているため直接勝利したわけではなくROXにとってはまだ借りを返したとは言えないだろう。今年は盤石の態勢で臨んでおり昨年以上の力を見せると予想されるが、決勝の舞台でSKTを破るときが彼らの本当のゴールといえる。

 

Roster

Top :Smeb Jungle:Peanut  Mid:kurO ADC:PraY Support:GorillA

 

注目選手:

Top Laner Song "Smeb" Kyung-ho

ROX Tigersの中心選手にして現在世界最高のtop lanerとの呼び声も高いスタープレイヤー。昨年のWCSではリメイク直後のFioraを多用し1v1で世界の強豪top lanerを蹴散らした。

デビュー当時は韓国最弱プロなどと揶揄されることもあったが、Tigers加入後に急成長し今や世界最高のプレイヤーの一人になった。

ROXは彼とJungleにGoldを集めていくスタイルを得意としているため彼の仕上がり次第で優勝が大きく近づくだろう。

 

Coach Jeong "NoFe" No-chul

選手ではないがコーチのNoFeも注目だ。Tigersが韓国を代表するトップチームになったのも彼の貢献が大きい。

メタを正確に読む能力や選手の才能を丁寧に伸ばしていくコーチング技量に加え、B/Pの鬼と言われるほどBanPickに優れ、ただでさえ強いROXに試合開始前から有利を築くいていく。並大抵のチームではROXにB/Pで勝つのは難しいだろう。

 

 

・G2 Esports(EU LCS 1st Seed, EU LCS 2016 Summer Champion)

G2は今年からEU LCSに参加したルーキーチームだ。しかし春夏のEU LCSを圧倒的な力で連覇し、FnaticやH2Kといった強豪を一切寄せ付けずに瞬く間に王者に君臨したG2であったが、今年5月に開かれた世界大会MSIではワイルドカードチームを除けば最下位に沈んだ。

夏からはtopとadc,supportを入れ替える大きな変革を行ったが、盤石のシーズンを終えて再び1st Seedとして世界の舞台に臨む。

 

Roster

Top:Expect Jungle:Trick Mid:Perkz ADC:Zven Support:Mithy

 

注目選手

Jungle Kim "Trick" Kang-Yoon

TrickはG2に加入する以前は韓国LCKのCJ Entusの控え選手だった。しかし今年加入後頭角を表し始め、春夏のEU LCSのMVPを連取する偉業を成し遂げた。MSIでは不本意な結果に終わったが彼の活躍次第で今回のWCSでG2がどれだけ戦えるかが決まるといえるだろう。

 

ADC Jesper "Zven" Svenningsen

夏より加入したADC。昨年のWCSにはOrigenのメンバーとして出場しベスト4まで勝ち進んだ。同じく夏に加入したsupportのMithyも同じくOrigenで戦ってきた相棒だけにMSIでは課題と見られていたbot laneの安定感は間違いなく向上しているだろう。

まずはグループステージ突破を狙いたいところではあるが、昨年準決勝で敗北したTigersと同じグループということもあり、彼とMithyは借りを返したがっていることだろう。

 

 

・Counter Logic Gaming(NA LCS 2nd Seed, MSI 2016 Finalist)

Counter Logic Gaming(以下CLG)は世界で最も古いLoLプロチームの一つだ。NAでは長きに渡ってライバルTSMとしのぎを削りあってきた。

最古参のチームでありながらNAを制したのは昨年夏が初めて。1stシードとして乗り込んだWCSではグループステージでワイルドカードチームに負けるなどして突破することすらできなかった。

今年初めにスタープレイヤーであったDoubleliftがライバルTSMに移籍、midのPobelterも放出するという大事件がファンに衝撃を与えたが、下部チームから獲得したStixxayが型にハマりそのまま春のLCSを制覇してMSIに乗り込んだ。その結果惜しくも決勝でSKTに敗れたものの準優勝という快挙を成し遂げ、いまだRiot主催の国際大会で優勝したことのない唯一のメジャー地域であるNAの底力を見せつけた。

今大会では昨年のWCSでもグループステージで戦ったTigersと再び合い見えることとなる上に、夏以降調子のいいG2も同じグループであるため夏以降メタの変遷から苦戦を強いられてきたCLGとしては正念場のグループステージと言えるだろう。

 

Roster

Top:Darshan Jungle:Xmithie Mid:Huhi ADC:Stixxay Support:Aphromoo

 

注目選手

Top:Darshan "Darshan" Upadhyaha

DarshanはNAでも最高峰のtop lanerとしてその名を知られており、特に1v1やsplit pushに定評がある選手だ。

今大会のメタではtop lanerの1v1が非常に重要であるため彼の仕上がり具合はCLGの結果を左右すると言える。しかしながら彼の得意とするJaxやFioraなどのsplit pusherはメタの中心とはいえないため、思うようにいかないシーンも多くありそうだ。

 

ADC:Trevor "Stixxay" Hayes

NAで最も人気のあるスタープレイヤーDoubleliftの後釜としてCLGが選んだプレイヤー。彼が加入した最初のシーズンでCLGはNAを制し、MSI準優勝を成し遂げた。

彼はCaitlynやTristanaといったロングレンジのAA主体ADCを得意としており、春シーズンやMSIではその実力を如何なく発揮した。

反面EzrealやLucianといったスキル重視のADCは苦手としており、実際この二人を多く使った夏シーズンの勝率はあまりいいとは言えない。

現在のCLGは彼にGoldを集めるスタイルを取っているので、彼が正しくダメージを出せる環境が整えば世界を相手に再びに牙を剥くことだろう。

 

・Albus Nox Luna(2016 International Wildcard Qualifiers Winners,LCL 2016 Summer Champion)

ANXは主にロシアやその周辺の地域が参加するLCLの強豪チームだ。昨年のWCS後に行われたALL STARに出場したSmurfとKiraを擁する。

IWCQ(ワイルドカードトーナメント)ではグループステージで4位に終わりギリギリのプレイオフ出場となったが、1位の北ラテンアメリカ代表Lyon Gamingを破っての出場となった。

このチームの最大の特徴はtopの次にGoldを集めるのがSupportという点だ。これは他の出場チームではまずありえないステータスであり、これがROXやG2、CLGといった強者揃いのグループでANXが生き残るカギになるかどうかが見どころである。

 

Roster

Top:Smurf Jungle:PvPstejos Mid:Kira ADC:aMiracle Suport:Likkrit

 

注目選手

Mid Michael "Kira" Garmash

LCL最高のmid lanerとの呼び声も高いスタープレイヤー。世界規模の大会に出場したのは昨年冬のAll Star2015であるが、1v1ステージではNAの大人気top laner Dyrusを破るなどの快挙を挙げた。

Aniviaを得意としており、All StarでもAniviaでDoubleliftをキルするシーンが見られた。彼がゲームをコントロールすることができればANXにとって良い試合運びができるだろう。

 

Support Kirill "Likkrit" Malofeev

ANXの中心選手。先ほども述べた通り彼はSupportにも関わらずチームで二番目にGoldを稼いでいる。彼はBrandを最も得意としており、ダメージ量でも最多になることさえある。彼のBrandが序盤からbot laneを支配し、小規模な集団戦が起きればultで殲滅するといったことを繰り返して有利を広げていくのがANXの確立されたスタイルだ。

世界の舞台でこの異色のSupportがどれだけ通用するかはわからない。特にグループAはGorilla、Mithy、Aphromooと各地域を代表する名Supportが出揃っている。彼らを相手にBrandの炎がどれだけ焼け跡を残せるかは見物だ。

 

 

 

グループAはこんなところです。思ったより文章量が多くなってしまいました。個人的には一番書くことの少ないグループかなと思っていたのでびっくりです。この調子だとグループBなんかは二倍くらいの分量になりそうで怖いですw

   

パッチ6.19所感

パッチ6.19についてです。

 

パッチノート 6.19 | League of Legends

 

・Kog'Mawのリメイク巻き戻し

一番大きな変更はこれでしょう。実はかつてのKog(日本鯖が来る少し前まで)は今のような固定砲台殺戮マシーンではなかったんです。

リメイク後のKog'MawはW上げ一択でしたが、今後は上限二倍が消えるためQとバランスよく取る従来の方式がスタンダードに戻るでしょう。QのPassiveによる攻撃速度増加がなければKogの圧力は半減します。

正直言って、この変更はRiotの望む方向にはいかないのではないかと思います。固定砲台と化して倒すか倒されるかの一か八かな状況やアイテムの選好に問題があるとしていますが、Kiteが非常に難しいというデメリットを背負っている点としては十分に他のADCと差別化した共存ができていたと思います。今現在勝率1位とはいえ、それはAsheやJhinといった有力だったADCが大きくナーフされたからであって、Kog自身に非はないのです。

このスキルセットに戻った場合特に面白みのないADCに戻るだけだと思うので、個人的にはあまり面白い調整とは言えません。ただCaitlynやTristanaに次ぐロングレンジADCとしてのPickは増えるかもしれません。

 

・Anivia,Cassiopeiaのナーフ

Aniviaは現在のmidで支配的なpickの一つであり、特にSoloQで人気が高いです。一方CassはSoloQではあまり見かけないものの競技シーンでは見かけることが増え、SoloQでも十分に強いです。このナーフは使い手にとっては痛いですが、それ以外にとっては安心できる調整だと思います。

 

・Kledの調整、Soraka,Twitchのナーフ

まとめてしまいましたが、このあたりも少しだけ。

Kledに関しては明らかにultが低レベルから射程が長すぎたので当然だと思います。代わりに非騎乗時がバフされましたがこれも弱すぎたのでバランスが取れています。これでスノーボールしたら止まらない、ビハインドでは絶対に勝てないというようなハイリスクハイリターンな運用もいくらか収まるでしょう。

SorakaとTwitchはともに現在人気のあるpickなので順当なナーフです。特にSorakaはこの世で一番つまらないsupなのでもっとナーフしてほしいですね:D

 

・Corki,Dr.Mundoのバフ

共に日本鯖が来る直前あたりまでで猛威を振るっていた二人ですが、説明文にもあるように環境が変化して弱すぎるのでバフされるようです。ADCとしてはCorkiがどのように絡んでくるかは気になりますが、現状でもほぼ勝率最下位なので大した影響はないでしょう(それよりKalistaをバフすべきなんじゃないだろうか)。

 

・試合開始時のサモナースペルCD15秒に

泉でフラッシュの音がしてGGとチャットが流れることがこれからはなくなるようです。

 

・アイテムショップ関連

特に大きいのはほしいアイテムまでの必要Goldがpingできるようになったことでしょうか。これによりあと100G足りないからcamp一つください!とわざわざチャットする手間がなくなりました。

 

 

 

こんなところでしょうか。あと数パッチで今シーズンも終わるので調整の内容は薄いですね。次パッチでは新champion IvernとStar Guardian Skinのリリースが決まっているので楽しみなところです。

ゼロから始めるブロシルCarry生活 Master Yi編

今回はシリーズ企画「ゼロから始めるブロシルCarry生活」第一弾としてMaster Yi Jungleをお届けします。

 

hoshikuzu-lol.hatenablog.jp

この記事でも少し触れた通り、レートによって勝率が高い、BANレートの高いchampionというのは一定数存在します。このシリーズでは主にブロンズやシルバーにおいて特に有用なchampionについて詳しく解説していきます。今回は第一弾ということで上の記事でも少し解説したMaster YiのJungleです。

 

※このシリーズで書くプレイ中の事柄については自分の主観や感覚を根拠としているものがほとんどです。細かい数値や実測資料などには基づいていないので必ずしも100%正しいとは限りません。

 

Jungle Master Yi

まずはMaster Yiというchampionのスキルについてなど基本的なことについては知っている前提で書くのでwikiなどで確認しておいてください。(マスター・イー(Master Yi) - LoLJPWiki)

 

次に彼をプレイするメリットとデメリットを挙げます。

 メリット

 ・安い(260RP/450IP)

 ・操作難度はjgの中では比較的低い

 ・スノーボールするとブロシル帯では止まらない

 デメリット

 ・CCに弱いため相手の構成次第では厳しい

 ・勝っているときは滅法強いが、ビハインドの状況ではjgとしてやれることが少ない。

 ・各レーンが早々に敗北してしまうと覆す術がない

 

メリットから解説すると、安いのは大きなメリットでしょう。プレイする敷居がまず非常に低いです。次に操作難度についてですがいくつかのテクニックとスキルを撃つタイミングさえわかればあとは殴るだけなのでLeeSinやNidaleeなどの高難度jgと比べれば簡単な部類です。そして最も重要なのがスノーボールしたときにブロシル帯では的確にCCをYiに当てられないためすべてを無視して相手を全員斬り倒すことができるようになるということです。もちろん、的確にCCが当たらないため五分の状況でも上手く立ち回ればCarryすることは容易です。

デメリットですが、CCに弱いためダイアモンド帯以上などの上位レートでは的確にチェインされ、また基本的には防具などもあまり積まないため一瞬で消されてしまいます。そして負けているときには敵の最後方まで飛び込む必要があるにも関わらず火力が出ず防御力も低いため活躍するのは非常に困難になります。

そして最も重要なのが各レーンの動きで、Yiが適切にgankを仕掛けられる時間までに2レーン以上が決定的に負けてしまうと相当苦しくなります。ファームで強くなるjgのためタワーが折られるとさらに厳しくなるといえます。

 

次にルーンとマスタリーを見ていきます。

ルーンは赤にASx9、黄色と青は基本のARとMRで構いません。紫にもASx3を積みます。もし赤にASを買う余裕がないならばADでも構いません。

参考までに自分の場合は赤と紫にASをすべて積み、黄色に伸びゆく体力、青に伸びゆくMRを積んでいます。

マスタリーは闘争本能を烈火、諸刃、吸血、圧政者、乱撃、律動で18振ります。圧政者に関しては賞金首と意見が分かれますが、個人的には赤バフ所持時の決定力が上がるので圧政者を取ります。

残り12ですがこれは計略思想と不撓不屈に意見が割れます。計略なら旅人、ルーン、無慈悲、賭けがいいでしょう。不撓ならこれもかなり難しいところですが自分なら頑固、硬化、名誉、ひらめきを取ります。ただ、自分が使うなら計略に12振ります。

 

モナースペルですが、ゴーストとスマイトを取りましょう。ゴーストは現在フラッシュより遥かに低CDかつYiと相性がいいです。YiはUltにMS・AS上昇を持ちますが、CCを一切持たないためUltがないときはMS上昇がなければgankも集団戦への参加も難しいです。そのためゴーストを選択します。ゴーストがあればUltを使ってbotでダブルキルし、その足で温存しておいたゴーストでmidにgankを仕掛けるといった素早いプレイが可能です。

どうしてもフラッシュを選ばなければいけない状況としては敵にMalphiteやAmumu、SejuaniといったハードCC持ちが特に多い場合やBlitzなどのキャッチが強力なchampionがいる場合です。それ以外はゴーストで構いません。

 

 

それではゲーム開始後流れを詳しく見ていきます。

 

序盤

まず最初に買うアイテムはハンターマチェットと詰め替えポーションです。Yiのjgクリアは序盤からそこまで遅くないので赤potを買う必要はないです。むしろgank時に詰め替えpotが明暗を分けることがよくあるので必ず買いましょう。最初に取るスキルはEです。これはpassive activeともにjgのクリアに優れたスキルです。

青赤どちらサイドであってもbot側からスタートしたほうがいいです。多めにリーシュをもらえば非常に楽になります。上手く回ればリコールせずにすべてのcampを狩ることもできますが、敵が序盤から強力なjgの場合はカウンターを仕掛けられる可能性も高いので基本的にはレベル3で帰るのが無難です。

大体350Gくらいあると思うのでここでハンタータリスマンを買います。上手いプレイヤーはダガーを買ってASをあげますが、ここはタリスマンで構わないと思います。こうしてtop側森の残りのcampを狩ります。このあたりで敵のjgがこちらの森に侵入してくるか敵のmidかtopあたりにgankする動きがあると思うので、侵入してきた場合はだいたいまだ勝てないので逃げます。gankがあった場合はもし寄れそうな場合は反転可能かどうか敵味方のヘルスを確認して判断しましょう。

YiはCCを持たないため赤バフのスローは非常に重要です。Ultを取得しMS上昇ができるようになると多少は楽になりますが、それでも重要です。そのため赤バフを持っているときはレーンを見て最も隙のありそうなところに必ずgankをしましょう。

Yiは基本的にはファームして育ちますが、味方が危ういところに寄ったり赤バフやult、ゴーストを生かしたgankを決めれば加速度的に強くなります。赤バフを持っているときは絶好のチャンスです。ファームせず積極的にgankを仕掛けましょう。レーニングの時間帯に3キルくらい取れれば十分一人で試合を終わらせることができる相当なリードと言えます。

 

ここでbuildを少し紹介します。まずは赤スマイトを買い、続いてエンチャントはブラッドレイザーです。体感的には、赤スマイトとダガー二本(1600G)まで揃えばだいたいのjgに1v1で勝てると思います。まずはそこまで集中してGoldを稼ぎましょう。靴は基本的にはバーサーカーかマーキュリー靴でいいと思います。状況次第ではスイフトや忍者足袋を積みます。その後コアとなる王剣(ルインドキングブレード)を購入していきます。

 

中盤

双方の各レーンアウタータワーが折れ始め徐々にレーニングフェイズが終わっている頃には、Yiは最低でもスマイトを完成させ、靴と王剣の素材となるカトラス程度までは完成しておきたいところです。ここからは中規模な集団戦から5v5に発展する可能性が出てくるので、ベストなのはこの時点で王剣を完成させており、ここから状況に合わせてデッドマンプレートやステラックの篭手、マルモティウスの胃袋などの防御アイテムに進むbuildをしていきたいところです。もしこの時点で自分が圧倒的にcarryしている場合は妖夢の霊剣にラッシュします。

さて集団戦が始まるとき、Yiにとって最も重要なのは立ち位置とQを使うタイミングです。

この時点でのYiはまだ防具は一切なく、またCCには全時間帯弱いため例えばまっさきに敵のCCを受けるような位置ではいけません。かといって味方の後ろに隠れている場合はさっさと味方の前線を落とされてしまい全く活躍できないということも起こりえます。これは少し難しいテクニックですが、敵と味方がにらみ合っている際にはその横から侵入していくような立ち位置を取ることが望ましいです。敵が視界を取っていないことが前提であり、もし見られている場合は自分ひとりが敵全員に襲われてしまうこともあるためです。

敵が主要なCCを味方の前線に吐いたところで横合いから走り出てきて敵ADCやmidを瞬殺するのが基本的なYiの集団戦での動きになります。育っていればいるほど敵のキャリーを落とすまでの速度は上がるので、敵に追撃される危険性も減ります。そのためレーニングフェイズまでにいかにリードを取れるかがYiの最大の焦点と言えます。

集団戦の他にもタワーやDragonの管理も非常に重要です。Yiは非常に強力なSplit Pusher(味方と離れて一人でtopやbotなどのサイドレーンを押し続け、かつその速度が非常に速いこと。1v1が強力なchampionでないと成立しない。例:Tryndamere、Fiora、Jaxなど)なので、膠着状態のときはサイドをこまめにプッシュするといいです。Goldも獲得でき一石二鳥です。またYiは全てのタイプのドラゴンと相性がよく、また装備が揃えば一人で狩ることも容易なので隙があればできるだけ取得しましょう。

 

終盤

終盤になると敵の装備も整い始めるため、Yiは敵のcarryを瞬殺しきれなくなってきます。また相手のtankも非常に硬いため、中盤はまともに殴り合っても勝てた相手に勝てなくなります。適切に扱えればそれでもリードを生かして集団戦に勝つことはできますが、できればYiは中盤までに試合を終わらせる動きが必要です(そのためドラゴンやタワーについて中盤で言及しました)。ここまででbuildも相当揃ってきていると思います。最後のアイテムはGAか、先にあげた防御系アイテムでさらに必要なものを積むのがいいと思います。エリクサーはCCがきつい場合はアイアン、そうでない場合はラースを飲みます。

自分が敵のキャリーを瞬殺できず、集団戦に参加すると勝てないような場合は上記のSplit Pushを行うといいです。サイドを押し続けていれば敵はたまらず帰るか味方にあたりに行きます。レートが低い帯だとここで完璧に入られて負けてしまうことが多いのでチャットでもなんでもいいので絶対に入られないように注意を促しましょう。それでも入られることはあるので、そうなる前に自分ひとりで相手のネクサスまで折り切るくらいのプッシュが必要です。レベルの高い試合なら自分ひとりに2人も帰ってくれば味方はすぐさま反対のレーンを押したりBaronにラッシュできますが、ブロシル帯ではそうもいかないのでSplit Pushしても自分が死なないことを大前提に行動しましょう。

 

以上のような動きを守れば今日からあなたもjg YiでGoldまでいけます。がんばりましょう。

 

 

 

今回はブロシル帯でもキャリーできる動きについてざっと書いてみました。ADC専なのに初回がjgなのはどうかと思いますが、ADCは正直ブロシル帯でこれを使えばキャリーできるというようなロールではないので、おそらくこのシリーズでは書けませんw

一応重要な箇所に色を付けたりしましたが、見づらいところも多々あると思うので今後改善していこうと思います。

このchampionの立ち回りが知りたいとかそういうのがあったらTwitterでもコメントでも教えてもらえればなんらかの形で書きますのでよろしくお願いします。

ADCとして必要なメカニクス

今回はADCに必要なことを技術面から見ていくつか紹介したいと思います。ちなみにメカニクスというのはプレイヤーの技量のことだと思ってください。ボーダーブレイクでいえばステキャンとかシュワシュワとかそういう普通にプレイしているだけでは身につかないスキルを持つことをメカニクスがあるという風にいったりします。

 

さて、ADCというロールについてまず言えるのは最も繊細で最も緻密かつ正確な操作が必要とされるということです。

 

ADCはソロレーンやjgと違い、序盤から影響力を持つことはできません。あくまで一般的な指標ですが、コアアイテムが4つ揃ってやっと本番というような具合です。そのためADCは序中盤は後半に後れを取らないためにひたすらファームをします。topやmidは状況によってはroam(他レーンや敵ジャングルへ攻撃を仕掛けること)をしていくらかファームを落とすこともあります。しかしbotの場合はドラゴン管理や味方がごく周辺で競り合っている場合以外は基本的にはファームを続けます。タワーが折れてからも自身が十分なダメージを出せるbuildになるまでは敵のソロレーナーやbotduoなどにキルを渡さないように辛抱強くファームする必要があります。そのため最も繊細という表現をしました。

 

やっとの思いでbuildがそろいつつあっても、その頃には集団戦やBaronをめぐる攻防が始まっているでしょう。そのとき最も多い操作量とメカニクスを必要とするロールはADCで間違いありません。最も脆く迫りくる敵の前衛から逃げる手段も少ないにも関わらず敵全体に確実にダメージを出し続けなければいけません。1つAAができなかっただけで勝敗が決することも珍しくありません。そのため常に正しい位置取りをしながら正しい相手を狙い、正しく敵のスキルを避けることを十数秒の中でミスなくこなす必要があります。

 

そんなロールなので、他のロールに比べていくつか重要なメカニクスがあります。その最たるものから紹介します。

 

・Attack Move

最も重要なメカニクスです。これはrangedのすべてのchampionについて言えますし、meleeであっても同じですが、ADCにとってこれができないことは致命的です。

 

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日本語の動画じゃないので解説とかはわかりづらいと思いますが、動画で見たほうが早いと思って貼ります。一応文章でも説明します。

 

LoLのchampionにはAS(Attack Speed)というステータスがあるのはご存知かと思います。例えばASが1.0の場合、1秒間にちょうど1回AAができるということになります。上限は2.5なのでそれ以上ASが上がるアイテムを買っても意味がありません(例外としてKog'MawのがWを使用中のみ上限が5になります)。

ここで重要なのが、ChampionはAAしたのち、次のAAが出るまでに僅かに硬直時間があります。ASが上がってくるとその硬直時間は短くなっていくので徐々に気にならなくなっていきますが、それでもコンマ数秒のレベルで存在します。レベル1の頃のADCを想像すれば硬直の存在がわかると思います。

 

その硬直時間を軽減するのがAttack Moveです。AAが終わった直後に別の地面をクリックし、もう一度対象をクリックすることで移動した後にすぐ次のAAが出ます。硬直時間の間に移動することで位置を変えながらAAが間断なく出せるということです。

このメカニクスを習得していれば激しい集団戦の中で敵のスキルを避けながら間断なくAAを出し続け理論上最高のダメージを出すことができます。

 

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この動画のKog'MawはAS5、つまり1秒間に5回AAが出ますが、そのほんのわずかな硬直時間すべてに細かい移動を挟んでいるため移動しながら理論値に限りなく近いAAが出ています(このプレイヤーは元NAプロで現在は配信者をしている人です)。こんなことは一般人にはまず無理ですが、もっと低いASであれば練習すればさほど難しいことではありません。

 

Kite(引き撃ち)

先ほどのAttack Moveの応用です。ADCをやっていて敵のtankやfighterに襲われて後ろに逃げることは誰でも経験があると思います。そこでただ逃げるだけでは敵にダメージは入りませんし、いずれ追いつかれて死んでしまうでしょう。そこでAttack Moveをしながら後ろに下がることでダメージを出しながら逃げることができます。これを英語圏ではKiteと言います。日本語では引き撃ちと呼ばれることが多いです。

実は先ほどのKog'Mawの動画でも10秒辺りからIrelia(ダメージも出せ、ある程度硬いADCの天敵のようなchampion)に張り付かれたKog'Mawが徐々に後ろに下がりながら同時にダメージを出している様子が見て取れます。Attack Moveは序盤ASが低いときのファームにも非常に有用なテクニックですが、終盤以降特に敵の前衛と戦うシーンではこの技術は引き撃ちという形で使うことになります。

 

・AAキャンセル

これもADCに限らないことですが、LoLのchampionが持つ一部のスキルや一部のアイテムには先ほどから言及しているAA後の硬直時間をキャンセルすることができるものがあります。

スキルで言えば代表的なものはRivenのQやJaxのW、ShyvanaのQなど様々です。特にMeleeのchampionは持っている場合が多いでしょう。ADCで言えばEzrealのQ、VayneのQ、SivirのWなどが該当します。

この技術は硬直時間をスキルを撃つことによって無駄なく使うということです。これによりしないよりもより大きなDPSが出ます。

 

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イマイチいい動画がなかったのでこれにしますが、15秒くらいからのシーンです。リプレイのスローなのでわかりやすいと思います。SivirのAAが一瞬で二回飛んでEzrealが落ちたのがわかります。これは通常のAAの直後にWを撃つことでAAの硬直時間をキャンセルしているためです。

これをしていなければEzrealは落ちることなく離脱していたでしょう。一回目のAAではまだヘルスは残っていましたし、FlashもHealも残っています。しかしこの一瞬のチャンスをものにし正確なプレイをしたためこの後BlueTeamは試合に勝利します。いかに重要なメカニクスであるかお分かりいただけると思います。

 

 

 

今回はこんなところです。動画を紹介する方式を試してみましたが、意外とわかりやすい動画がないので苦労しました。自分で撮ったりしてもいいんですが、やったことないので研究が必要ですね。

パッチ6.18所感

今回は今朝方アップデートされたパッチ6.18について気になる点などピックアップしていきたいと思います。

 

パッチノート 6.18 | League of Legends

 

ノートの冒頭にもある通り、今月末に開催を控えたWorld ChampionShipのための主にプロシーンのメタをコントロールするための調整という趣が強いです。そのため我々のような一般的なプレイヤーには半分くらいは影響の小さい変更だと思います。

パッチノートの上から順に見ていきます。

 

・Yorickのチャンピオンアップデート

Yorickは、自分がLoLをプレイする中で敵味方通じて最も見たことがないchampionでした。自分で使ったことは数えるくらいしかないですし、Summoner's Riftで目撃することも数か月に1回とか、そういうレベルだと思います(今年のRankedではおそらく1度しか見てませんw)。

何故人気がなかったのかと言えばHeimerのタレットやMalzの虫に似たグールというペットを召喚して戦うスタイルでありながら、全く爽快感がなかったためです(Malzも爽快感はないですが、APなのでbuildに幅があり強いです)。敵も味方もYorickが何をしているかわからず、当の本人すら面白くないのではpickされるわけないですね。

今回のアップデートでは、なかなか面白いchampionに生まれ変わったと思います。

 

詳しいスキル説明などはパッチノートに載ってるスポットライトなどを見てもらいたいですが、重要なスキルはWとultです。

Wは敵は通過できず、味方は通過できる円形の壁です。VeigerのEに似たスキルですがスタンはなく、壊すこともでき、範囲もそこまで広くないので使い方は難しいですが逆に言えばこれに似たスキルはこれまでVeigerしかもっていなかったので高いゾーニング(敵の動ける範囲を制限すること Gangplankのultなど)力を持つスキルを低コストかつultではなく持つことができるのは強力です。

ultは簡単に言えば知能のあるZz'Rotです。レーン戦における1v1でも非常に強い上に終盤では敵のいないレーンに置くことで延々とプッシュすることができるため実質的に0.5人分くらいチームの戦力が増えると言っていいです。研究されればおそらく非常に脅威になるでしょう。

 

とはいえこのYorickはすでにWCSでは使用禁止になることが決まっているようなので直近のプロシーンでは見ることができないとは思いますが、WCS後にもIEMという世界大会があるのでそこでは見ることができるかもしれません。

 

・AsheのWクールダウン増加

ミッドシーズン以降ADCのメタで不動の地位を得ていたAsheも前回と今回のナーフで標準かそれ以下まで落ちたといえます。前回のナーフは勝率2%下がったとはいえ元々の勝率を考えればそれほどでもなかったが、今回のナーフは決定的です。

低レベルからWはかなりの速度で撃てていましたし、ERを積むことでさらに加速していました。このナーフでAsheは序盤の影響力を下げ、つまり序盤からスノーボールして試合を決めることが難しくなりました。また劣勢時に安全にウェーブクリアを行うことも難しくなったためより慎重なレーン戦が求められます。熟練のプレイヤーでも他のADCに乗り換えを考えると思います。今回の変更の中ではSoloQにおいてYasuoに次いで大きな変更と言えると思います。

実際自分も今シーズン後半はAsheをメインとしてプレイしていたので個人的には悲しいナーフです。

 

・Gnar,Shen,Miss Fortuneについて

これらは主にプロシーンに向けての変更ですが、SoloQでも使用率が高いchampionなので取り上げます。(Vladmir,Taliyah,Rek'SaiなどはほとんどSoloQには影響ないでしょう)

GnarとShenは現在のtopでは支配的な二人です。特にGnarはプロシーンではSummer序盤から流行り始め、FMとの相性もよくWによる割合DMやEによる簡単な離脱などMiniGnarでのレーン戦の支配力、そしてultによる集団戦のパワーにより隙がありませんでした。これらのナーフはメタに大きな影響があると思います。

MFのbuffに関しては、JinxやTristanaなどプッシュが早くタワーを狙っていけるchampionが注目される中で性能が劣る点を補完した形になります。MFは現在でも勝率3位と好調ですが、さらに加速するかもしれません。個人的にはあまり得意ではないのであまり好ましいメタとは言えませんが、Jhinの後継としてpickされるのは十分に予想できます。

 

・YasuoとFMのナーフ

今パッチでSoloQに大きな影響を与えるのはこれに尽きると思います。

パッチ6.16以前の数パッチでYasuoはTFとFMをコアにした準タンクのファイターとして流行りだしました(今年前半は同じ流れでEkkoやFizzが流行りました)。TFの素材であるファージ、シーン、スティンガーはどれもYasuoと相性がよく、また対面によって積む順番を変えることができたため非常に柔軟にレーン戦を進め、TFができた段階でYasuoに勝てるchampionはいませんでした。その上FMを積むことである程度の硬さも手に入れて中規模集団戦でも負けなし、さらにGAやSunfire、IE血剣など様々なラッシュが可能であり、終盤でも支配的でした。挙句の果てには6.17ではultにバグが発生しついに勝率1位に躍り出ました。

今回のナーフではAS上昇率がナーフされることでレベル先行によるスノーボール性能を下げる(もともとプッシュ性能が高いので簡単に先行できる)こと、ultのAR貫通がCritのみに適用されることでTFとFMをコアとするbuildでは一切Critがないため十分に利点を生かせなくなりました。さらにFMのADもナーフされたためtopYasuoはこれまでのように誰が扱っても勝てるようなものではなくなりました。

Critを積むmid YasuoもAS上昇率ナーフによるスノーボールが難しくなったことと、IEとPDやShivを積むまでCritが100%にならないため本来の力を発揮するのが非常に遅くなるためとばっちりでナーフを受けたことになります。

 

・Master以上のRanked放置LP減について

これはほとんどのプレイヤーには関係ないことですが、今シーズンはChallengerの特に2桁前半クラスのプレイヤーたちはほとんどRankedをプレイしないままランクを維持している状態だったのでこの変更で最上位の入れ替わりは激しくなると思います。とはいえシーズン終了まで二か月くらいしかないので今更な気はしますが。

 

 

 

気になった点はこんなところです。最近流行に乗じてtopYasuoをやっていたのでにわか勢としてはプレイの敷居が上がって悲しいですw

試合序盤のあれこれ

今回はいよいよ試合開始後のお話です。

 

 

 

13.対面するchampionについて知ろう

性懲りもなく試合開始の直前の話になってしまいましたが、前回の記事で書いたように相手のレートや勝率を参照することと同時に例えば自分がtopであるなら相手のtopのchampionについて知っておくとよいです。

これに関してはpickが終わった時点でわかることなのでwikiをざっと見るなりするといいでしょう。次のtipで詳しく書きますが、対面によって最初に買うアイテムや1つ目や2つ目くらいまでのbuildも大幅に変わってくる場合があるので、せめて相手がファイターなのかタンクなのか、ADをスケールさせてくるのかAPをスケールさせてくるのかと言ったロールとダメージ源くらいは把握しておくべきでしょう。

 

14.最初に買うアイテムを考えよう

いよいよ試合開始です。サモナーズリフトに降り立ったサモナーがまずすることは、ショップを開き500Gold(パッチ6.17現在)で最初のアイテムを買うことです。

LoLというゲームには全てのchampion一人ひとりにおすすめのアイテムというタブが存在し、スタートアイテムはもちろんその後の一般的なアイテム、攻撃的なアイテム、防御的なアイテムという様に分かれているためこれの通りにbuildを進めれば大きく間違えることはないでしょう。しかし当然、敵味方のchampionやbuildはもちろんのことマップの状況などによっても購入すべきアイテムは無数に変化しますし、これといった正解がないのがこのゲームの奥深さでもあります。

たいていの場合はドランズブレード(450G)とPot1つ(50G)かドランズシールド(450G)とPot1つ、ドランズリング(400G)とPot2つ、またはコラプトポーション(500G)。jgの場合はハンターマチェットまたはハンタータリスマン(350G)とPot3つ、supの場合は面倒くさいのでもう省略しますが三種のsupアイテムのうち1つとPot3つを買うと思います。

 

しかしここで対面を見るということが大事になります。今回はわかりやすいのでtopを例に考えたいと思います。

もし仮に自分がRenektonをプレイしているとしましょう。この場合、最初に買うアイテムの選択肢はほとんどの場合ドランズブレードかドランズシールドかコラプトポーションになると思います。

ここで対面を見ることが重要です。Renektonは対象指定スタンと条件付きではあるものの2回blinkを行うことができるchampionです。そのためEで懐に潜り込みスタンとQを当ててEで戻るという一方的なダメージ交換が強みのchampionです。

例えばRenektonがカウンターできるDariusの場合はドランズブレードで攻撃力を上げるのが良い選択肢といえるでしょう。コラプトポーションも手ですが、ヘルスが上がらない上にRenektonはマナがないため選択肢として優先度は低いでしょう。

Renektonはもともとトップレーンもマッチアップでカウンターの少ないchampionですが、TeemoやFioraなどに弱いです。TeemoのblindはRenektonのスタンを無効化し、Fioraはスタンをカウンターすることができるからです。ただ仮に自分が熟練のRenekton使いであれば互角以上に戦うことはできると思いますが、自信がない場合はドランズブレードを積むのが賢い選択です。

ここで重要なのは確かにRenektonはDariusをカウンターできますが、自分に自信がない場合というのはあるものです。例えば初めて使う場合などですね。こういう場合はドランズシールドを積んでまずは死なないことを優先するといったことも大事です。

 

このように最初に買うアイテムは自身の熟練度は対面との相性などによって変えていく必要があります。中にはロングソード(350G)を買うchampion(RivenやZed)やクロースアーマー(300G)(対面がAD偏重のchampionでかつ自分のプレイングに自信がない場合)やブーツ(300G)を買う(Katarinaなど)などいろいろな選択肢があります。

 

buildが進むにつれて幅が出るのは当然ですが、最初のアイテムの時点でもこのように大きく差が出ることもあります。何度か書いているようにこのゲームは序盤に不利を背負うとそれを覆すことが難しいです。そのためファーストアイテムを間違えたために倒されてしまい、その不利が他レーンに波及して負けたなんていうことも珍しいことではないのです。どのようなアイテムを買うことが正解なのか、まずは知る必要があるでしょう。

 

 

 

思ったより長くなったのでいったん区切ります。ひとまとめにしようと思ったのですが、次回以降で各ロールの序盤のファーストアイテムやbuildの進め方について例を交えながら解説する方式に変更しようと思います。

 

余談ですが、このchampionのファーストアイテムやbuild例を教えてほしいとかあったら気軽に声かけてください。そのとき対面のchampionも想定して教えてもらえればなお具体的なことが言えると思います。